アンチエイジングと健康日記

健康や美容の情報

日頃から体を動かそう

適度の運動を続ける習慣は、血圧を下げ、安定させてくれます。

理由はいろいろ考えられますが、1つには運動することで手足の筋肉を使うため、毛細血管が拡張し、末梢の血液循環がスムースになることが考えられます。血管の抵抗は低下し、血圧は下がるというわけです。

 

また、運動でエネルギーを消費することは、肥満の解消や予防だけでなく直接、高血圧などの生活習慣病の予防と改善につながります。

 

現在、血圧の値が正常な人でも、運動量が少ない生活を続けていると、将来高血圧になる確率が20−50%も高くなると言われています。日頃から体を動かすことを心がけましょう。

 

では、どんな運動が効果的なのでしょうか。筋肉を収縮させて手足をこまめに曲げ伸ばしするウォーキング、水泳などの有酸素運動は特にオススメです。毎日30分以上、少なくとも週3回以上継続していると確実に血圧は下がってきます。

 

運動の程度は、ウォーキングなら、人と話しながら楽しく歩けるくらいのペース。例えば速歩きで十分です。1分間の心拍数で言えば、30代で120回、40代で115回、50代で105回、60代で100回程度が目安です。自分の最大運動量の半分くらいが良いでしょう。

 

ジョギングだと、最大運動量の70%程度になるので、少しきついかもしれません。また、走るペースがつかめず、ついハードになりすぎてしまう人も。そうなると、これはかえって心筋梗塞などの発作を引き起こしかねませんので、気をつけて下さい。

 

胸が水面より上に出るくらいの深さのプールで歩くのも良いでしょう。 何れにしても、運動中に筋肉や関節が痛んだり体調が悪くなった場合には、無理をしないですぐに中止にすること。

 

また、それまで運動に縁のなかった人が中高年になって始める場合は必ず主治医に相談し、指導を受けるようにしましょう。 中には、どうしても運動する時間が取れないという人がいるかもしれません。

 

そういう場合は、例えば通勤途中に一つ手前のバス停や駅で下車して歩く、というのでもいいのです。 会社では、エレベーターを使わずに階段を使うようにする。それだけで運動になります。日常生活の中で意識的に歩く機会を増やすように工夫をすれば気軽に続けられるでしょう。

 

長続きさせるためには、自分でやってみて楽しめるものを選ぶことが大事です。運動を始めたら、早く効果を出そうなどと焦って、いたずらに運動量を増やしたりしないこと。

 

また、動機や息切れがしたり、疲れを感じたら無理をしないで止める勇気を持つことが必要です。 運動で汗をかいた直後に冷たいシャワーを浴びたり、熱いサウナに入るのは危険ですので、避けるようにしてください。