アンチエイジングと健康日記

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脳卒中には十分に注意を

寝たきりになる一番の原因は脳卒中です。

 

これは、脳出血脳梗塞など、脳の中で血管が切れたり、詰まったりして起こるトラブルの総称です。

 

脳出血は動脈硬化でもろくなった脳内の血管が破れて脳実質内に出血が起こった状態。 出血部位は、脳の表面に近い被穀が多く、次に視床、小脳などが続きます。

 

あるれた血液は固まって血腫を作り、脳細胞を圧迫することになるため、その部位によって片側の手足が麻痺したり、顔に麻痺がでたり、しゃべりにくくなるといった運動機能障害や意識障害、言語障害などの神経症状が起こります。

 

一方、脳梗塞とは、脳に栄養と酸素を送り込んでいる動脈が動脈硬化や血栓により詰まって、ある部位に血液が行き届かず、そこの脳細胞が死んでしまう状態です。その成因により、脳血栓症と脳塞栓症に分類されてしまいます。

 

突然激しい頭痛が起こり、吐き気と嘔吐を伴うがくも膜下出血。重い場合は、そのまま昏睡、死亡に至ります。脳を包む脳膜(外側から硬膜、くも膜、軟膜の3つの層からなる)のうち、くも膜と軟膜の隙間にある脳動脈で出血が起こるもの。

 

これは血圧が急に上がることが引き金となるため、高血圧の患者さんが一番ケアすべき合併症といえるでしょう。

 

年をとっても自立した生活を営むためには、脳卒中には十分に注意をしたいものです。生活習慣を見直して脳の血管の老化を防ぐのが実は近道です。